フィリピンGV(2016年8月17日〜30日)
ワークサイト:ケソンシティ
メンバー:18人
今回は、10以上の家族の住む集合住宅の建設に携わりました。
私たちのワークは、より良い住居を建築するため元あった住居を一旦壊した際に生じた瓦礫やごみ、土、木片などを拾って分別したり、土やブロックを運んでこれから建てる家
の土台となる地面をフラットにする作業から始まりました。
集合住宅ということで、運ぶ際に移動距離が長い場合もあって大変でしたが、チームと現地のワーカーさんで協力してバケツリレーで運んだり声かけをすることによって暑い中での作業も乗り切りました。
ワークの後半では、水道管を組むための堀をつくるために地面を割って掘り進めました。一日中岩のように硬い地面を掘り続ける日もありました。大きな釘とトンカチで叩いて地道に割って掘る作業でしたので、かなりの疲労が溜まり、また中々進まない作業のため、メンバーの中には「自分たちは役に立っているのだろうか。」と葛藤し始める人もいました。
実際に、私たち学生ボランティアにワーク内容を指示してくださったワーカーさん以外に、30人程のワーカーさんが鉄骨で家の柱を建てたりなど、私たちとは別の作業をしていました。私たちがワークを終えてホテルへ戻り、翌日ワークサイトに行くと前日ワークを終えたときよりも作業が進んでいたりすることが多々ありました。「現地のワーカーさんは私たちが休んでいる時間も尚作業を進めているのに、自分たちは...。」と、自分たちの無力さを実感しました。
しかし、毎日行われたミーティングで各々の葛藤を共有し合い、『全てのことが家につながっている。』というスローガンを新たに掲げて全員で意識し、最後までワークをやり遂げることができました。
R&Rでは、ワークサイトの近くにある学校を訪問させてただいたり、以前ハビタットが支援して建てた集合住宅にお邪魔してお話を聞かせていただける機会もありました。また、タガイタイという広大な自然の中での乗馬体験をしたり、バタンガスのビーチで夏を満喫したりして観光も楽しみました。
チーム名「お鼻GV」
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